宮城県税理士法人日本会計グループ ホームオフィス仙台 石沢裕一 様
社長とのコミュニケーションツールとして若い所員が成長できた

決算診断実践会会長
宮城県仙台市で創業22年の事務所経営をされている石沢公認会計士事務所の「社長の四季」導入から現在の活用状況、今後の展開等について所長である石沢先生の声をご紹介させて頂きます。
「社長の四季」との出会い
私は、宮城県仙台市に平成2年創業し、現在22年にわたり活動をしている地方都市の事務所です。創業後10年ほどして、事務所として軌道に乗り、安定した事務所経営になりました。10年間は新規獲得の活動努力もしようとの考えもなく、逆に今思うと夢のようですが、紹介を受けてもお断りをしていた状態でした。ところが、事務所の収益構造が、個人事業主の顧問先が多い形態でしたので、だんだんと高齢化による顧問先の廃業による顧問先の減少状態に危機感を抱くようになってきました。
そこで、個人企業中心の収益構造から、法人、特に良質の中規模法人の新規獲得を目指そうと考えました。その実現をするためには、他の事務所との差別化・差質化を図るために、何が必要かを真剣に考えました。私自身や所員の属人的な力量による差別化では限界があると思い、最適なツールを活用して事務所の商品力を高めることが絶対必要であると感じたのです。その時、仙台市で「社長の四季」セミナーが開催され、浅沼先生の講演内容をしっかり聞かせてもらい、「自分が探していたものはこれだ!!」と感じ、導入させてもらったのです。
導入の決め手は
「社長の四季」以外の色々なシステムを見てきましたが、どれも数値の羅列でお客様である中小企業経営者には難しいと思うものが大半でした。そういったものは社長様に説明しても、その場限りで終わってしまい、忘れられてしまいます。そういったシステムと比べて、「社長の四季」は中小企業経営者に合った分析・評価・診断がされていて、それを文章で表現されていたのです。これは画期的なことで、私が解説の文書を作成しなくても社長にとって理解しやすいものだと納得して導入を決意しました。
「社長の四季」導入後のイメージは
「社長の四季」は文章で表現されていますので、何回も後で読み返すことが出来るのが魅力です。更に会社の経営結果を得点化することにより、社長とのコミュニケーションが深まります。「社長!今回の決算結果は何点くらいに予想されますか?」と問いかけ、「社長の予想と実際の点数に違いがあるのはこういう理由があるからです」と社長の興味に対してお応えすることで対話に深みが出てくるのはいいですね。また、導入初年度は「マネージメントパワー」を積極的に実施しました。私が当初思っていたより反応が良かったのには驚きでした。社長の自己診断ですから、あまり当てにできないかなと思っていたのですが、真剣に受け止めていただき評価が高かったですね。お陰様で、「決算診断提案書」を提案できる環境整備ができました。社長の経営に対する思い・考えを事務所側でしっかりと受け止めて対応していくことが出来るのは「社長の四季」しかないと実感しました。
「社長の四季」の波及効果は
導入当時の事務所の所員数は1名だったと思います。現在は14名の体制になり、若い所員が社長と「社長の四季」を活用して対応しています。社長とのコミュニケーションツールとして成果が端的に現れていると感じています。そのことにより、新たなマーケットへの展開を考えることができました。業種特化として医療機関(特にクリニック)の新規獲得を目指すことができました。これもプロスが展開しているクリニック新規獲得モデル「奥様医業経営塾」(「院長の四季」フォーラム会員独自の展開モデル)によって、病医院の顧問先が1件しかなかった状態から60件強にまでなれたのも所員の力量が「社長の四季」によって培われた成果であると実感しています。
「奥様医業経営塾」の長年にわたる開催によって地元では医療機関に強い事務所としての認知度が上がってきたようです。今後は中小病院の顧問先拡大に向けた展開をしていきたいですね。そのために事務所自体の成長を図っていきたいですね。プロス=浅沼会計事務所ですから、人材育成をしていく上で、更に関係性を高めて地域企業への貢献を実現していきたいです。