資金繰り相談で頼られる「決算診断士」
H会計事務所 会計監査部 部長(ユーザー歴18年)
新型コロナウイルス禍に苦しむ中小企業の資金繰りが、新たなハードルに直面しています。夏場にかけて急増した銀行融資が、年が明けると返済が始まり、多くの中小企業が短期の借り換えで資金をつながざるを得ない状況が迫っています。業績の回復が見込まれている企業は、追加融資や長期融資に振り替えた上で返済計画を立てたりできます。しかし、先行き不透明な企業は無利子融資でその場をしのいだ企業も、据え置き期間が終わると二重の返済負担がのしかかります。そのような顧問先には、決算診断システムで「資金不足を生じない売上高」を明確にして、事業計画で資金繰り計画(返済計画)の策定を行っています。
手順としては簡単です!
- 決算診断提案書を作成します。
- 必要売上高の条件設定で借入返済金額を入力すると「収支分岐点売上高」が出ます。
- 事業計画システムで、売上を「収支分岐点売上高」に設定して経費などは昨年の実績にします。
- 新規借入・返済計画を設定します。
- 「資金繰り計画表」を確認しながら、今後の対策を社長と共に検討します。
とにかく、資金ショートする前に早めに対策が打てることが重要です。
厳しい状況下ではありますが、社長から頼りにされていることを実感しています。