専門用語を使わずに、わかりやすく説明してますか?
「社長の四季」は会計担当者と顧問先社長とのコミュニケーションツールです。このツールがあることにより、担当者が顧問先企業の現状や課題について報告・解説でき、顧問先社長と共に未来に向けての検討ができるのです。
しかし、よく見受けられるのが月次・決算報告の際、会計の専門用語を連発して、社長も分かったような、分かんないような雰囲気。説明に社長はうなづいてくれるのですが、本当は理解できていないことが多いようです。
当事務所では決算報告の時は、決算書のデータをもとに分析・評価・診断をした「決算診断提案書」を使います。「決算診断提案書」は得点・図・グラフ・文章で表現されているので、社長も読めばわかりように作られています。会計担当者が時間をかけてダラダラと説明しても、内容がぼやけてしまいますので、30分~長くて60分。
限られた時間の中で、ポイントを捉え、効果的な決算報告会をするために、説明する決算のポイントを事前に絞り込むことを徹底し、社長からお褒めの言葉を頂くことも多々あります。
社長が感動する決算報告会を実現するためには、会計担当者のレベルアップが必要になります。
そこで毎月、所内研修カリキュラムに「決算報告のロールプレイング」を行っています。
内容は、
【決算報告会ストーリー作成】
- 今回決算のポイントを絞る
決算の推移(3ヵ年)を説明
ポイントとなる経営分析指標の確認
来期に向けた課題提案 - 報告する流れを考える
どの順番で報告すれば社長に納得していただけるか? - どのように説明するかを考える
どのような解説を加えたら、社長にもご理解いただけるか?

【決算報告会ロールプレイング】
- 担当者役と社長役に分かれて、作成したストーリーに沿ってロールプレイングをします。
- 他の担当者から見て、提案のポイント良かったか、専門用語を連発していなかったかなどメンバーからアドバイスを受けます。
- セルフチェックを行い、次回の報告会に備えます。
お客様からご満足いただくための事前準備とロールプレイングは、自然と担当者のレベルアップにつながっています。