顧問先満足には会計事務所の「商品価値×関係性×対応力」が重要!
顧問先との関係性を保つためには、会計担当者と顧問先(社長・経理担当者)とのコミュニケーションが重要になります。顧問先社長の不満の1つに、会計担当者に色々相談したいが数字のことだけで、経営に対することを相談に応じてもらえない不満が多く、物足りなさを感じて解約になるケースも少なくありません。これからの会計事務所に必要な要件はどこにあるのでしょうか。
ユーザー先生が事例セミナーで、次のようなことを発表して下さいました。
これからの会計事務所には...
- 「商品価値」他の事務所にない事務所の商品を提供する。
- 「関係性」顧問先社長との関係強化、コミュニケーションの「量」と「質」を高める。
- 「対応力」顧問先からの相談に対応する専門化とのネットワーク強化。
この3つを持たなければ、顧問先を守ることができなくなり、当事務所で関与する意味がなくなります。
- 商品価値は「社長の四季」システム。特に「決算診断提案書」を使い、経験の浅い担当者でも一定水準の報告ができることが事務所の力となっています。数字を数値に変え、社長に分かりやすく説明することで、経営の相談に応じることができます。
- 顧問先との関係性については、「マネージメント・パワー」が有効で、会社のヒト・モノ・カネに対する社長の悩みを引き出し、社長と会計担当者が一緒になって考えることができます。数字では表れない部分を経営者と共有することで、関係強化につながっています。
- 事務所としての対応力は、他の士業とのネットワークです。弁護士・司法書士・行政書士・社会保険労務士など、顧問先の問題解決に即、対応できる環境を作ることです。会計担当者は、このバックヤードがあることで、顧問先社長からの相談に積極的に耳を傾けることができます。
顧問料の価値を決めるのは、お客様である顧問先の社長です。当事務所で顧問をさせていただく理由が明確でないとお客様は離れる時代だと思います。「商品価値×関係性×対応力」が、顧問先の信頼を醸成させ、当事務所でなくてはならない関係になることが、当事務所の存在価値と考えています。