安定性
経営をしていれば、「良い時」「悪い時」の繰り返しが少なからずあります。売上が増えた時や、利益が増えた時を「良い時」とした場合に、それを継続していける可能性は、「安定性」を見ると分かります。また。「悪い時」には、現状の「安定性の各指標」を改善していく経営目標を実行していけば、「良い時」を早く実現する事ができます。
「安定性」とは、「バランスのとれた安定した経営が行われているかどうか、さらには、自社を取り巻く経営環境が変化しても耐えうる力がどれ位あるのか」をみているのです。常に片寄らない平衡感覚を保つことが成長・発展に不可欠です。
大きな設備投資をした直後は、安定性の指標が悪くなり、アンバランスに陥るケースがあります。安定性のそれぞれの指標を「どこまで良くするか」を目標にしていくと良いのです。「5年後に経営安全率を10%にしよう」などの目標が実現できるように、会社の安定性を高める工夫で経営を良くする事ができます。