資金性
経営において最後に頼りになるのがお金です。「資金」は人間の血液と同様で、流れないと命取りになる必要不可欠なものです。この大事な資金に関しては「資金性」の分析項目で強みと弱みがわかります。
「資金性」の分析をするのに欠かす事の出来ない中心的な数字は、「売上高」です。企業の経営活動は、「資金」と投じて、「売上高」になって回収される活動を継続します。企業が何に投資して、それがどのくらいのスピードで回収できるか、回収されるスピードが早ければ、資金の流れはスムーズで良い循環となります。逆に回収されるスピードが遅ければ、その投資部分にお金が滞留し、資金繰りは厳しく、苦しくなります。
企業の経営活動に投資される資金で注目すべき項目は、3つあります。それは、「受取勘定」と「棚卸資産」と「固定資産」です。そしてその他の資産も加えた「総資本(総資産)」が「売上高」という基準でどれだけのスピードで回収されるかと言うことが最重要項目となります。