生産性
会社の生産性が、高いか低いかの判断は、インプットとアウトプットの大きさを測ることで行います。例えば、社員一人当たりの稼ぐ能力(一人当たり経常利益などの各種の利益)と投資した固定資産がどれだけ限界利益(付加価値)を稼ぎ出したかをみればわかります。また別の視点では、少ない人件費で多くの限界利益(付加価値)を生み出すことも生産性が高いと言えます。
しかし、例えば、「生産性を高めると言う事は、一人当たりの限界利益(付加価値)を高める事だから、一人ひとりの社員には、長時間労働を求める。それぞれが一生懸命仕事をやる事が生産性向上になる」と言うのではいけません。
生産性を高めるために、「一人当たりの働く時間を増やさない。または、働く時間を減らしてでも限界利益(付加価値)や営業利益・経常利益を増加させる戦略」が大事です。
「新しい商品を導入して、今以上の売上を増やす」「うちの特殊技術を活かして今以上に粗利額を増やす」「精度や作業速度の速い最新鋭機械装置を導入して生産能力をアップさせる」という具合で、社員がいきいきと働いてこそ、お客様に満足していただける商品・サービスの提供ができます。このような事が生産性を向上させます。