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株式会社プロス/社長の四季

決算用語集:経営分析編

会計事務所・経営者のための決算用語集

固定資産投資効率

会社が保有している財産(総資産)は、それぞれが何らかの意味で経営に貢献しています。会社の中には、遊休資産、不良資産といった利益に貢献していない資産や、逆に経営の足をひっぱっている資産もあるかもしれません。このような資産は、早急に処分して、帳簿から除外しなくてはなりません。その結果、会社利益が赤字となっても、それが本来の会社の姿である以上そうしなければいけません。その意味で、決算書に記載されている資産は、全て経営貢献資産でなければなりません。その上で、各資産が有する経営貢献度は、どれ程であるのか。特に、設備投資である固定資産のウエイトが高い企業(製造業に多いと思われます)にあっては、設備投資効率は重要です。この固定資産投資効率は、設備がどの程度付加価値に結びついているか。設備がどの程度、効率良く稼いでいるかを明らかにします。役に立たない設備は、保有しているだけで、大いなるムダ(固定資産の維持、保有コストはバカになりません。保有しているだけで、税金、保険、減価償却費、といった多額の固定費を発生させます。)となりますので、その稼動状況のチェックは大切です。

一般に固定資産は、購入するまでは、金額的に大きいため、「何で、そんなものを買うのだ」とチェックを厳しくしますが、いったん購入してしまうと、あとの管理、特に経営貢献度については、ノーチェックのところが多いと思われますので、この分析の視点は欠かせません。又、生産性分析の中で、労働生産性が重視されるのは、企業にとって人件費の負担が大きいからですが、昨今の人件費の高騰から、人間の労働を機械に置き換えることによって、人件費の節約を考えていこうとする傾向があります。そうなると労働生産性は、有形固定資産との関係で分析する必要があり、固定資産投資効率が重視されてくることも見逃せません。なお、設備資産をリースで購入しているケースが多くみられます。リース残高を固定資産に加味して、経営分析することをおすすめします。

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