2026/08/06世間の学校
話題の企業「キオクシアH」
このところ世界的に株式市場は活況を呈している。特に日本株の上昇がすごい。
2025年の日経平均株価の年末株価が5万339円であったものが6万円はおろか、6万5,000円
を超えて7万円も突破している(2026年6月16日に取引時間中に大台突破)。過去最高
値を更新している。このような株価の大幅上昇は、全銘柄が平均的に伸びているのではな
く、特定の業種、特定の企業が牽引していることによって生じている。現に日本を代表す
る企業と言われているトヨタやホンダは殆ど上昇していない。それでは、どんな企業の株
高が日本の株式市場の上昇をもたらしているのか。その中心は「人工知能」であり、企業
としては今回取り上げる「キオクシア H」だ。株価は 2024 年 12 月の上場後で約 56 倍
(2026.6.12 現在)となっており、アメリカ、アマゾン・ドット・コムの 9 倍、アメリカ、
アルファベットの4倍を遙かに上回る。一体なぜ、キオクシアの株式はそんなに上がるの
か。1日の売買代金を見ると、1兆円超えは、4月~5月25日まで20回以上あり、5月21
日には、3兆円超と単一銘柄としては史上最大となり、東証プライム市場全体の10兆5,000
億円のなんと3割弱を占めている。
これは、成長期待以外の何ものでもない。外国人投資家だけでなく、個人投資家も積極
的な買いをしている。2019 年に東芝の半導体メモリから分離独立。人工知能需要の拡大に
伴い需要拡大。単価も2028年位までは高騰するとみられている。売上高も2025年3月の
1兆7,000億円から2026年3月期は2兆3,000億円と30%以上も伸び、営業利益も4,500億から
8,700億と90%超えの伸び。この好業績を背景にキオクシアの株式は買われ、株式時価総額は
50兆円超と上場企業であのトヨタ、ソフトバンクGを上回り日本一となっている(2026.6.12)。
将来の利益成長を先取りしたカッコウだ。日本にもこんなすごい会社があることを忘れないで
欲しい。