2026/08/06世間の学校
数字は語る「40年」
人口が減少する日本にとって、女性と高齢者の有効活用、戦力化は絶対的な条件となっ
ている。何しろ今ほど人手不足が深刻化する時代はないからである。何とかして人手不足
を解消するには、どうすべきか。根本的には出生率を引上げることだが、これには時間が
かかりすぎるし、何よりも女性が子どもが欲しい、子どもを産みたいという気持ちになら
なくてはならない。しかし、現状ではこれを待っている余裕なんかない。人手不足待った
なしの時代といえる。
そこで今、遊んでいる、今休んでいる、今十分な仕事をしていない人を探すのが最も手
っ取り早い方法といえる。幸か不幸か日本にはまだまだそのような人がいる。高齢者(そ
れも元気な高齢者が多く、多くの高齢者も働きたがっている)と女性だ。この2つを活用
すれば人手不足を何とか凌ぐことができるかもしれない。とりわけ、女性の活用は急務だ。
昨年は、昭和が始まって100年目、第二次世界大戦が終了して80年の大きな節目の年で
もあるが、それだけではない。男女平等は憲法上の基本原則のはず。しかし、多くの場面
で男女間の格差は多くある。そこで男女平等の実現は、まず雇用や就職からとして、男女
雇用機会均等法が施行されたのが今から40年前。そして、あれから40年か、もう40年
か。今年は男女雇用機会均等法施行から4月で40年がたつ。均等法第一期生も定年を迎
える時代になっている。元々仕事をするのは人間であり、そこには男性も女性もないはず。
男女平等は憲法の基本原則であり、それが雇用(労働契約)の場面で本格的に明文化され
施行されたのが今から40年前のこと。
それでは、現実はどうなっているのか。賃金格差、所得格差、待遇格差、昇進格差、昇
給格差等々...いろいろな格差は少しは、縮まったものの依然として存在しているようだ。
女性特有の出産、育児といった面でも男性への役割分担が進んでも性別による差には、埋
めがたいものがあるようだ。国会議員や地方議員の男女比、上場会社の社長、役員の男女
比等をとっても先進国の中では、日本は遅れているようだ。2025 年の世界男女平等ラン
キング(ジェンダーギャップ指数)で、日本は148カ国中118位となり、G7の中でも最
下位となっている。アジアでも韓国(101位)や、中国(103位)を下回る水準は寂しい
限りである。女性を戦力として活かせやすい社会にしない限り、日本の国力は豊かになら
ず日本の未来はないかもしれない。