2026/06/05世間の学校
人を読む「AIエージェント」
人類の科学、技術の進歩は、どこまで進むのか。全ての経済活動が人間の手、足、目、
耳、鼻、口等、人間自身によってなされていたものが、科学、技術の発達に伴い、どんど
ん人間から離れて行った。便利になるとは、こういうことかもしれない。農業革命、工業
(産業)革命、情報革命・・・と。とうとう人間は行き着くところまで来たのかもしれな
い。
人間が人間である最後の砦は、人間の知性であり、感性である。その知性や感性でさえ、
新たな機械の登場によって人間に取って代わろうとしている。人間に残された仕事は何な
のだろうか。AI、IT の世界でその勢いが止まらない。これからは「AIエージェント」が
浸透する時代になるとみられている。鉄道の自動改札、銀行預金の入出金の自動化、工場
の無人化、店舗の無人化・・・。あらゆる場所で無人化は進んでいる。その波はホワイト
カラーや専門職にまで及ぶ。アメリカで会計士をやめて配管工になって給与が3倍になっ
たという。会計士の業務は記録と記録の照合、記録と現物の照合といった照合の連続。こ
れらは、AI の方がよっぽど早く正確に出来る。最も AI に代替される職業かもしれない。
AI エージェントの登場で仕事がどんどん奪われていくのはホワイトカラーと専門職と言
われている。それでは、人間に残る仕事は何か。人間にしかできない仕事とは何か。今日
ほど、この問題が切実な状況はないかもしれない。丁度良い機会とみて人間とは何か、自
分とは何かをしっかりと「人間の棚卸し」をして考えたいものである。