2026/05/07世間の学校
人を読む「明石家さんま」
昔から「笑い」に関する諺は数多くある。「笑う門には福来たる」、「笑いは百薬の長」、
「怒れる拳、笑顔に当たらず」、「自分を笑うことができる者は他人に笑われることはない」、
「笑い 3 年、泣き 3 月」等、「笑い」は人生を豊かにする大切なもの。それ故、「笑い」を
生業とする「お笑い芸人」なる職業も存在するのである。
人生「山あり、谷あり」。何が起こるかわからない。楽しいこともあれば、恐ろしいこ
ともあり、苦しいときもあれば、幸せな時もある。何が起こるかわからないこそ「笑い」
が欲しいのかもしれない。「笑い」を生業としている人々には落語家、漫才師、講談師...
いわゆる「お笑い芸人」と言われるものがある。今のテレビの MC を見るといい。殆どが
「お笑い芸人」出身となっている。サンドイッチマン、爆笑問題、バナナマン、博多華丸
大吉...。こうしたお笑い芸人のトップスリーの御三家がタモリ、たけし、さんまの 3 人だ。
「お笑いビッグ 3」という言葉がある。タモリ、ビートたけし、明石家さんまの 3 人である。
それぞれテレビで看板番組を持ち、長い期間にわたって、人気を博し続けてきた。3
人とも、独自の個性と笑いをもった「お笑い芸人」であることは間違いない。今日は、そ
のうちの 1 人「明石家さんま」を取り上げてみたい。
小さい時から「お笑い」好きで落語家を志して二代目笑福亭松之助に弟子入りし、笑福
亭さんまとして、デビュー。その後、紆余曲折し、タレントに転向し、屋号も明石家さん
まに変更し、1970 年代後半から現在まで芸能界の第一線で活躍をし続けている国民的お
笑いスターとなっている。
明石家さんま、一言で言うと、「人を笑わせることに恐ろしく貪欲で驚異のエネルギー
の持ち主」といわれている。さんま語録を以下に記すと、
・とにかくいつでも人が笑ったら楽しいねん。テレビの収録でも楽屋でも、その辺の道ば
たでも。それは全然変わらへんねん。
・生きている時間は全部仕事となるためのトレーニングの場と思うとんな
・「努力」という言葉をすぐに使用禁止にして、この世の中の辞書から消した方がいい
・「がんばれば絶対なんとかなる、成功する」と沢山の人がいうけど、「結果は後できっと
ついてくるなぁ」ぐらいでいいと思う
・ハッキリ言って、あまり頑張らなくていい
・苦労は買ってでもせぇと言われた時代にあったら「苦労は売ってもするな」というのが
オレだから
実に自然体な人、無理のない人、彼ほど努力という言葉を嫌うひとはいない。努力には、
何かを犠牲にして無理してがんばるというイメージがあるが、そんなものは長続きしない
はず。努力すれば良い結果が出るというのもおかしい、とさんまは考える。だからこそ浮
き沈みの激しい芸能界で長く活躍できているのかも。栄え続けている者には、理由がある。