2026/03/09世間の学校
人を読む「ハンバート ハンバート」
知る人ぞ知る夫婦デュオ。フォークやカントリーをルーツとした叙情的でユーモラスな
音楽で人気を集めている。代表曲は「ぼくのお日さま」「おかしな話」「虎」「トンネル」
等がある。夫婦で 3 人の男の子を育てる。子育てと音楽の両立を図り、子どもの学校行事
を優先するため、平日のみライブをする音楽家。妻の佐野遊穂(ゆうほ)は、ボーカルと
ハーモニカ。夫の佐藤良成(りょうせい)は、ボーカル、ギター、バイオリン、ピアノ、
そして作詞作曲、編曲を手がける。今、放送中の NHK 朝の連続テレビ小説「ばけばけ」は
小泉八雲と"せつ"の夫婦物語だが、人気急上昇中。その主題歌が「笑ったり転んだり」。
これを作詞、作曲、歌唱しているのがこのハンバート ハンバート。その曲調のなめらか
さ、歌唱力の素晴らしさから圧倒的な人気を得て、昨年の NHK 紅白歌合戦に初出場をした。
神奈川県出身の佐藤良成は早稲田大学入学後ジャズバンドサークルに入り、仲間を募る
もメンバーが足りない。歌が上手でメンバーになりそうな人物を探しているとき、高校時
代(和光高校)の友達に声を掛けるとぴったりの人間を紹介される。それが佐野遊穂(当
時、和光大学の学生)。こうして 1998 年(夫 20 歳、妻 22 歳)、ハンバート ハンバートが
結成され、今日に至る。人間にとって「出会い」の大切さは不可欠。それをモノにするの
も実力のうち。そして、自分、自分たちのスタイルを変えずにいられること程すばらしい
ものはない。さらに独特の楽曲、歌唱力もさることながら、子育てと音楽の両立はお見事
と言う他ない。「ばけばけ」の主題歌について NHK からオファーがあった時は正直、迷っ
たようだ。しかし、原作についてしっかり勉強した曲作りは大成功したようだ。真摯さ、
熱心さはどんな困難も克服できるかもしれない。チャンスを完全にモノにしたようだ。