2026/03/09世間の学校
時流を読む「どうした日本、どうなる日本-人口減少が止まらない日本」
国家の基盤は人にある。その人が減少しているのが日本。それも急速に減少している。
厚生労働省が2025年6月4日に2024年の人口動態統計を発表した。それによると、日本で生
まれた日本人の子どもの数は前年比5.7%減の68万6061人で、統計のある1890年以降初めて
70万人を割り込み、国の想定より15年早く想定外の事態となっている。
全ての経済活動の基本に人口がある。一定の人口を前提として、様々な国の計画はなさ
れている。国の経済成長、税収、年金経済、雇用統計・・・。様々な経済データは将来の
一定の人口を前提として、計算されている。その人口が政府想定より15年も早く訪れると
は大変なことです。
特に社会保障制度の持続可能性は深刻だ。今の給付水準を維持するのに必要な現役世代、
将来世代の負担増が想定を超えることになりそうだ。若い世代の負担軽減が困難だとなれ
ば、将来の給付・サービスの低下は免れかねない。少子化対策に政府も積極的に取り組む
も、なかなか実現しない。政府は、2030年代に入るまでが少子化反転のラストチャンスと
考えているようだが、どうなるか。安心して子どもを産める社会はどうやって実現するの
か。難問山ほどである。