会計事務所/税理士のための決算診断システム「社長の四季」

株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
数字は語る「店長年収 2,000 万円」

 人口減少時代になってから、人手不足問題が顕著になっている。特にサービス業の場合、
人が命であり、人がいなければ商売は成り立たない。人手不足が続けば、中には人手不足
倒産も起るかもしれない。人手不足は当然人件費の高騰を招いており、最低賃金の引き上
げだけでなく、実体経済の方はもっとすごい勢いで人件費が up している。そんな中でビ
ッグニュースが飛び込んできた。うどんのチェーン店「丸亀製麺」を運営するトリドール
ホールディングスは「丸亀製麺」の店長の年収を最大 2,000 万円にする人事制度を導入す
ると発表(2025.9.17)。とうとうというか、ようやくというか、金額は大きいがそれほど
びっくりする話でもないかもしれない。人材不足と優秀な人材の確保という観点からみれ
ば、仕事の貢献に見合う報酬は当たり前の話。

 働く人の幸せを最優先にすることで、商品や店舗に対するエンゲージメント(貢献)を
あげ、お客も、店に足繁く通ってもらうようにすることが狙いのようだ。外食産業はブラ
ック企業の典型といわれ、従業員の定着率が低く、パートやアルバイトのやりくりで何と
か凌いでいるのが現状。そんな高い給料は出せないのではないかといわれてきた。今回の
店長年収は、全ての店長がそうなるわけではなく、現在の最大店長年収 520 万を大幅に引
上げるものだ。新制度では店長クラスを 4 つの等級に分けて、等級をあげるための研修制
度や試験を通して選抜される。従業員や顧客の満足度、店舗の業績等を一覧で示すシステ
ムが導入されるようだ。誰でも簡単に店長年収 2,000 万となる訳ではないが、従業員にと
っては、大きな励みとなりそうだ。良い人材を採るのが大変な時代になってきたものだ。

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取締役会長
浅沼邦夫