2025/12/25世間の学校
時流を読む「AI v.s. 雇用 -AI や IT の発展が雇用をどう変えてい
AIやITの進化はすさまじい勢いで進んでいる。人間が今まで行ってきた様々な仕事がAI
に置き換えられてしまうのではないかと危惧されている。果たしてどうなるのか。AIと雇
用の問題を考えてみたい。
かつて18世紀半ばから19世紀にかけて石炭利用によるエネルギー革命、それに伴う社会
構造の変化は産業革命といわれた。新しい機械の出現によって人間の手仕事は奪われてし
まうのではないかと危惧され、ラッダイト運動(機械打ち壊し)が起こった。その目的は、
機械導入による失業や生活環境の悪化への抗議活動であった。しかし、現実には、産業革
命による機械化が雇用を縮小することにはなく、経済は拡大していった。それでは、今回
のAIの場合はどうか。
「ネオ・ラッダイト」として、心配する人々もいる。果たしてどうなるのだろうか。AI
は、人間が持っている様々な機能を代替してくれる。しかも早く、正確に。手の代わりに、
足の代わりに、体の代わりに、目の代わりに、耳の代わりに、口(話す)の代わりに。そ
して、とうとう知能の代わりにまで到達してきた。しかもものすごいスピードで、どんど
ん深化している。人間のどんな仕事が取って代わられるのかも想像し難い。ただし、どん
なにAIが深化しても人間にしか出来ない仕事、人間に任せた方が上手くいく仕事は残るは
ずだ。その意味でAIによって人間の仕事がいらなくなることはないといえる。しかし、そ
のAIを十分に活用できない人間はいらなくなるのかもしれない。