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決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
話題の企業「伊藤忠商事」

 日本経済新聞は、毎年 1 月 1 日に主要企業の経営者(①伊藤忠商事 ②大和証券G
③アサヒグループH ④東京エレクトロン ⑤ニデック ⑥旭化成 ⑦富士フイルムH
⑧日本ガイシ ⑨TDK ⑩信越化学工業 ⑪ANA H ⑫ユニ・チャーム ⑬ダイキン
⑭三菱地所 ⑮ニトリH ⑯味の素 ⑰三越伊勢丹 H ⑱大和ハウス工業 ⑲SMBC 日
興證券 ⑳セコム)20 人に今年最も活躍が期待される企業を上位 5 社を選んでもらい、
それに一定のウエイトをつけて順序づけをしている。今回選ばれたのが伊藤忠商事。

 総合商社といえば、三菱商事と三井物産の二大巨頭があり、その下に住友商事、伊藤忠
商事、丸紅というのが5大商社の順序と思いきや、2024 年度は株式時価総額、純利益、
ROE の商社三冠が見込まれるのが伊藤忠商事。市場目線の経営を進め、競争力を高めてい
る。総合商社は、バターから大砲までと言われるほど、その取り扱い商材は広いが、単な
る卸売業ではなく、まさに投資会社化している。川上から川下までの投資会社と考えると、
総合商社の比較対象企業は、ソフトバンクかもしれない。2025 年 3 月期の純利益 8,802
億円は過去最高。2026 年 3 月期は 9,000 億円の見込みで過去最高を更新する見込みだ。
原動力は目利き。企業を選ぶ目利き力である。投資した会社には、出資先に入り込み、ハ
ンズオン経営(企業買収や投資の際に経営に深く関与するスタイル)による成長力が期待
されている。

 企業の序列はなかなか変えていくのは難しい。業界トップと 2 位の指定席といわれた三
菱商事と三井物産を追い抜いたその積極性に対する市場の評価は高い。潤沢な資金は、と
もすると慢心から身の丈を越えた投資が横行しやすいが、これをいかに引き締めていくか、
注目してみたい。今、一番活躍が期待される企業と言えそうだ。

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取締役会長
浅沼邦夫