会計事務所/税理士のための決算診断システム「社長の四季」

株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
言葉は語る「地政学から地経学へ」

 大学で学ぶ学問の体系は一般的に単線思考である。一方向からのアプローチが殆どで法
律学の立場では、経済学の立場では、政治学の立場では・・・。そのため現実の複雑な現
象を読み解くのには不十分とされている。学問の体系は現実の一部を切り取り、それを抽
象化することにより、原理原則を打ち立てるものである以上、やむを得ないのかもしれな
い。そして、この抽象化は、学問をどんどん再分化、専門化していく(総合病院に行くと、
いろんな科があり、どれがどう関係しているのかわからない。患者とすれば、体の調子が
悪いのだが、何が原因か分からないのは、本当に困る)。

 しかし、現実を具体的に説明し、説得力をもたらすためには、学問の融合は欠かせない。
経済学と心理学を一体化した行動経済学は有名だ。同じように地理学と政治学や経済学の
融合はできないか。地政学的リスクは、その実例ともいえる。

 地政学とは、地理的な条件に着目して政治を考える領域である。もともと政治学は統治
の構造、戦略、外交、安全保障等を対象として考えるものであるが、そこに地理学におけ
る地理的条件を加味して考えるとどうなるか。例えば、日本のように四方を海で囲まれて
いる国家では、海洋国家としての地理的条件をベースとして、政治問題としての安全保障
や防衛、軍事戦略を考えていく必要があるということになる。これに対してドイツやフラ
ンスのように陸続きの隣国がいる場合の政治問題は異なるかもしれない。

 また、地経学の方は、地理学の領域に経済の視点を絡み合わせて考えるもので、今、最
も注目を集めている。特にアメリカのトランプ大統領の時世は、彼が不動産屋としてのデ
ィール(取引)を盛んに主張する背景には、地経学的要素が多分に含まれている。彼の主
張を理解するためには地経学的に分析すると理解が深まるといわれている。

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取締役会長
浅沼邦夫