会計事務所/税理士のための決算診断システム「社長の四季」

株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
時流を読む「観光立国とオーバーツーリズム」

 最近の日本、特に東京、その中でも浅草、銀座、新宿、渋谷、池袋は言うに及ばず、秋
葉原、品川、原宿、新大久保...どこへ行ってもやたらと外国人の多さが目立つ。それも、
中国人、韓国人といった東洋人ばかりでなく、イスラム系の人やヨーロッパ、アメリカ、
白人も黒人もいっぱいいる。周り中、外国人だらけといっても過言ではない。また、地方
でも、京都、大阪、名古屋だけでなく、札幌、博多といった、北海道や九州、沖縄でも外
国人が目立っているようだ。奈良、京都といった定番観光地だけでなく、こんな田舎にも
という位に日本に来る外国人がどんどん増えている。

 2025年の1~3月期の訪日外国人客が四半期ごととして初めて1,000万人を超えた(日本
政府観光局JNTO発表)。国別で見ると、韓国、中国、台湾がトップスリーとなっているが、
アメリカ、フランス、ドイツを始めとして世界中から日本に観光に来る人が増えている。
その勢いは留まるところを知らないくらいだ。日本全国至る所に外国人が来る時代になっ
たようだ。外国人にとって、日本はそれほど魅力ある国なのだろう。おいしい食べ物はあ
るし、宿泊設備は整っているし、日本人のおもてなしや治安も良いし、日本文化、アニメ、
マンガも素晴らしい。そして、何よりも安い。こんな国には何度でも行ってみたくなると
いう。日本はまさに観光立国となっており、観光業は一大産業となっている。そんなこと
もあって、日本の大学においても観光学科を新設する所も多いという。

 一方で、外国人の中には、マナーの悪い人たちも多く、治安悪化も懸念されており、オ
ーバーツーリズム(観光公害)も懸念されている。日本人の知らない日本の良さを外国人
が教えてくれるかもしれないが、観光が経済成長のキーワードとなっていることは、間違
いない。日本のこれからの経済成長にとって、人口減少を補うものになりそうだ。問題は
観光が与える経済成長のプラスの面だけでなく、マイナス面も考える必要がある。特に観
光公害(オーバーツーリズム)がそれだ。オーバーツーリズムは、特定の観光地に多くの
観光客がたくさん来ることによって、その地方・地域の観光キャパを超えたり、外国人の
振るまい、所作が地域住民の生活や環境に悪影響を及ぼすことで、日本文化に適合しない
行動をする外国人によってもたらされることが多い。日本及び日本人についてもっと知っ
てもらおう、日本文化を理解してもらうことによって観光公害をなくして、多くの外国人
に日本に来てもらいたいものだ。

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取締役会長
浅沼邦夫