会計事務所/税理士のための決算診断システム「社長の四季」

株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
数字は語る「1,120 人」

 上場企業の場合、決算内容の開示が厳格になされており、時期や内容が厳格に守られて
いる。その中に 1 億円以上の役員報酬を取っている人については、個別開示がなされてい
る。上場企業の有価証券報告書を見ると、その内容がわかる。各役員がいくらの報酬を取
っているのかは、まさに個人情報そのものであるが、社会的責任のある企業の場合、国家
に準じた開示が求められている。

 政府関係でも内閣総理大臣、最高裁判所の長官、日本銀行総裁等については、個別の開
示がなされている。法的根拠としては、民主主義を有効に機能させるためには、積極的な
国民への情報開示が不可欠であり、そのための国民の知る権利の延長線上の問題といえる。
個々の企業にとっても多額の役員報酬を取ることには様々な問題がある。業績が悪いの
に多額の役員報酬を取っているとしたら、役員失格の問題になるかもしれない。一方、こ
れだけの業績を上げたのだから、それなりの報酬を取るのは当たり前ともいえる。日本の
企業は、サラリーマン社長が多く、サラリーマンの延長線上で役員を考えており、サラリ
ーマンの最高額を少し超えるくらいの役員報酬がかつては多かった。

 それが一変したのが外国人役員の登用(代表は、日産自動車のカルロス・ゴーン氏)に
よって、プロの経営者としての報酬にとって代わり、1 億円以上取るのは当たり前となっ
た。2023 年度において、役員報酬 1 億円以上の役員が 1,120 人となった。多いか少ない
かは別として、経営者の世界においてもプロスポーツの世界と同じように考えれば、プロ
ゴルフの松山英樹やプロ野球の大谷翔平のように、いくら稼いでも、それ以上の成果を出
すのであれば問題ないのかもしれない。世はまさにプロ経営者の時代になりつつある。

決算診断システムを
ご検討中の会計事務所様へ

決算診断システム『社長の四季』を、経営分析・付加価値向上・顧問先拡大にご活用下さい。

会計事務所必読!資料ダウンロード「経営分析の視点と活用」

お問い合わせ

資料ダウンロード

「決算診断」は幸せを呼ぶ“ 三方よし”

三方よし/お客様よし・事務所よし・世間よし
  • 決算には社長の人間ドラマがある ─ 数字と心はつながっている
  • 社長の四季決算診断システム ─ 決算診断は会社のすべてを物語る
  • 決算診断は幸せを呼ぶ三方よし ─ お客様よし、事務所よし、世間よし
  • 決算診断は会社の健康診断 ─ 社長が一番知りたいのは診断結果
  • 会計事務所の一番の強みは、社長と直接肝心な話ができること
  • アナログ力は重要、数字と心をつなげることは付加価値につながる

浅沼経営センターグループ
取締役会長
浅沼邦夫