会計事務所/税理士のための決算診断システム「社長の四季」

株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
言葉は語る「現金創出力」

 会社の決算と言えば P/L(損益計算書)と B/S(貸借対照表)の 2 つが長い間重視され
てきた。特に P/L 重視が強い。売上高や営業利益率の P/L の項目を重視する傾向にあった。
しかし、黒字倒産に見られるように、利益があっても倒産するケースはあるし、「勘定あ
って銭足らず」と言われたように会社の倒産は殆どの場合、資金不足によるのが殆ど。そ
ういうことから、財務の 3 番目として登場したのがキャッシュ・フロー計算書(C/F)だ。

 そして、利益獲得力よりも現金創出力を重視する企業が増えてきた。
企業活動は、現金に始まり現金に終わる。利益は現金獲得のための手段に過ぎない。投
資も雇用も全て現金があって始めて可能となる。まさに企業は現金製造器そのものである。
そして、現金創出力がどの程度かを見る指標として(営業 C/F)/(売上高)を見るとわ
かりやすい。日本企業は 10%程度なのにアメリカ企業は 17%、欧州は 14%とその差が大
きい。これは、日本の企業が利益ばかりに目が行って現金創出力をあまり意識していない
ことに他ならない。そして、この現金創出力の低さの 1 つに利益率の低さがある。

 また、営業は売ることばかりに目が行き、回収をあまり気にしないところもある。低収
益事業の多さや技術革新のなさ、そして、何よりも企業数が多いことによる過当競争が背
景にあるといわれている。今、物価上昇が本格化しつつあり、そのための値上げが多くの
企業で為されているが、この値上げ力が試されている。付加価値力に裏づけられた値上げ
でないと簡単に値上げは実現できない。付加価値に裏づけられた値上げ代こそが、利益率
改善のスタートといえそうだ。

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取締役会長
浅沼邦夫