会計事務所/税理士のための決算診断システム「社長の四季」

株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
数字は語る「100 年と 80 年」

 物事は時間を区切って、スタートからエンドまでと捉えると、その全体像が理解しやす
い。一番わかりやすいのは人の一生である。生まれた時から亡くなるまでの一生を通して、
その人物評価がなされるのが典型例といえる。ところで、今年(2025 年)は、昭和が始
まって(1925 年)からちょうど 100 年目となる。一方、太平洋戦争で敗けた日本はその
年(1945 年)から 80 年目となる。どちらの視点で日本を見るかによって、その評価は、
異なるかもしれない。

 昭和 100 年と捉えると前半の 1/4 は、まさに戦時体制そのものであり、日清・日露戦争
の勝利に浮かれ領土拡大、戦争の時代とみえる。次の 1/4 は戦争の敗北と戦後の復興へ。
その後の 1/4 は、バブル崩壊と経済の低迷という流れか。そしてこの 100 年目からの新し
いスタートがアメリカのトランプ政権の誕生と共に始まり、大変革期の時代に直面してお
り、多額の資金を持つ個人や企業にとって、その使い方が問われており、その活用如何に
よってビッグチャンスとも捉える事の出来る時代の到来とも見える。

 一方、戦後 80 年とすると、時代区分は前半の 40 年と後半の 40 年という 2 区分となろ
うか。前半の 40 年は、ゼロからの奇跡的な経済復興、高度成長で世界のトップクラスへ
登りつめた「ジャパン・アズ・No.1」の時代を作りあげた。しかし、良いことは、そうい
つまでも続くものではない。バブルの崩壊と共に経済の低迷は長く続き、失われた 20 年、
30 年という世界的にも珍しい長期デフレによって、日本の世界における存在感の低迷が
目立ってきた。

 しかし、悪いこともまた何時までも続くものではないし、余りにも安くなった日本に対
する世界の再評価は高まっている。もっと日本をよく見てみようと。株は安いし、土地も
安い。治安は良くて食べ物も美味しくて豊富と。日本への見直しは、日本の良さ、日本人
の質の高さが新しい時代を作っていく可能性に広がる時代に突入しているとも見える。
100 年で見ようが、80 年で見ようが日本及び日本人の可能性は高くなっており、それに世
界が注目しているとなるとビッグチャンスの時代のスタートとみることができるのでは
ないだろうか。量の時代から質の時代の夜明け前のスタートと考える事が値上げ問題の背
景にあることを忘れないで欲しい。値上げは付加価値の増大を通して初めてできるのだと。

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取締役会長
浅沼邦夫