2025/04/07世間の学校
話題の企業「learning BOX(ラーニングボックス)
伝統的な学校の教育方法とは、こんなものかもしれない。多くの生徒が学校に行く。学
校で先生が講義、そして、生徒はそれをノートに取り、理解を深める。一定期間毎にきち
んと理解されているか否かを確認するためにテストを行う。生徒はテストで間違ったとこ
ろを確認して再び間違えないようにする。そのためには、みんなが集まれるという学校と
いう場が不可欠だ。これでは、生徒の自主性、自発性、創造性が生まれないとして、教育
内容改善が図られる。先生と生徒。生徒相互間、先生相互間の双方向、多方向のアクティ
ブラーニングの誕生だ。更には、座学より体験重視のための課外活動や学校相互の交換、
企業訪問といった手法も不可欠だ。
しかし、もっと根本に立ち戻って本当に学校って必要なの。先生って必要なのと。いつ
でも、どこでも、誰でも、質の高い教育を受けることはできないだろうかという発想の転
換がこの会社を生んだ。
「世界中の誰もがいつでも、どこでも、自由に学べる未来を創造」というパーパスを掲
げ、海外展開も視野に入れた新しい学校の誕生かもしれない。兵庫県たつの市にある当社
は、新しい形態での学びのあり方をサポートするスタートアップ企業。教材作製やユーザ
ー管理、成績管理などの機能を盛り込んだ学習管理システムを開発し、すでに、1200 以
上の企業が研修や試験に利用している。通信制の高校や大学、社会人教育をアップグレー
ドしたもの。これによって、教育の地域格差の解消は可能と思われるが、これによって対
面重視の教育が不要になるわけではないが、遠隔地のように通学困難による教育の機会損
失を回避する点はすばらしいものがありそうだが、オンライン学習と対面学習のメリッ
ト・デメリットを考えた効果的な学習のあり方の探求が次の課題かもしれない。