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株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
時流を読む「就職氷河期世代の問題」-単なる不運で終わるのか

 人は生まれた親、場所、時代を選択できない。不幸な親の下で生まれたり、戦争が起き
ている場所で生まれたり、大不況や大災害の時代に生まれたりと運命的な誕生がある。そ
して、その影響が長く続くとどうなるのか。その世代の人々だけの問題なのか、それとも
社会全体的な問題になっていくのか、就職氷河期世代の問題は、まさにそんな問題の1つ
で他人事として見ているわけにはいかない。就職氷河期世代とは、どんな人たちを言うの
だろうか。戦後は日本の高度成長はすさまじく、多くの国から賞賛された。そのピークが
1990年頃のバブル景気。その後はバブル景気の崩壊と共に企業は3つの過剰の対策を行っ
た。債務の過剰(借金返済)、人の過剰(従業員のリストラ、新規採用のストップ)、設
備の過剰(過剰な店舗、工場等の削減)。

 その時代には、新規卒業した者の採用は厳しくなり、企業も人件費削減の名の下にアル
バイト、パート、派遣社員、契約社員等の非正規雇用が増えた。この時代に高校、大学を
卒業した世代が就職氷河期世代といわれており、1993年から2004年位に高校や大学を卒業
した人々で、逆算すると1970年~1980年生まれのいわゆる団塊ジュニアが多い。この世代
はまともな就職が出来ないため、所得は低く、結婚しない人の割合も多く、生まれてくる
子どもも少ない。この世代が老後を迎えるとどうなるのか。国民年金だけで十分なのか、
生活保護になるのか。この世代を正社員化する道が今、模索されている。この世代は、か
なりのボリュームを持っており(団塊ジュニア)、世代の重さが国の財政にも大きく影響
する。再教育、再出発、再就職を真剣に考える時期に来ていそうだ。

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取締役会長
浅沼邦夫