2024/11/13世間の学校
話題の企業「エヌビディア - NVIDIA」
すごい会社があらわれた。アメリカ企業の底力をまざまざと見せつけられる感じだ。ア
メリカ経済における、次から次へと新しい企業の登場には脱帽ものだ。生成 AI ブームは
すさまじい。対話型 AI「チャット GPT」の登場以来、テクノロジー企業の間では、生成
AI の学習に使う半導体の需要がすごい勢いで増している。しかも、その半導体は高性能
なもので、誰でも作れるものではない。その半導体の世界シェア 8 割を占めるのが当社。
エヌビディアは、1993 年にジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)らが設立し、ゲー
ム向けの GPU が主力だった。2010 年代に入り、複数のデータを並列処理する GPU の特性
が AI の性能を飛躍的に高めることがわかり AI 半導体に投資して急成長した。アメリカ・
カルフォルニア州サンタクララにある半導体メーカーで特に GPU に特化しており、工場を
もたない(工場は生産委託で TSMC-台湾積体電路製造)ファブレス企業。1993 年設立だ
から 30 年足らず、株価は過去 1 年で 3 倍超、時価総額は 3 兆ドル(約 463 兆円)を越え、
アメリカでは、(2024 年 6 月 6 日現在)アップルを抜いて、マイクロソフトに続く世界
第2 位となった。その後、一時的に世界一位に躍り出ている。
かつてゴールドラッシュの時代、最も儲けた人は一攫千金の夢を果たして金を掘り当て
た人でなく金堀に利用される道具や衣料といわれている。エヌビディアはまさにこの生成
AI、IT 時代の中味に入っている半導体であり、機能部品の最高峰といえる。かつてパソ
コンや iphone 等が登場した時「インテル入ってる」という言葉が流行ったが、今まさに
「エヌビディア入ってる」という状況になりつつある。エヌビディアを作るのは、高性能
の半導体そのものであり、この成長は当分続きそうだ。半導体の周辺企業は、日本にも多
くあり(東京エレクトロン、スクリーン、アドバンテスト、レーザーテック・・・)日本
企業にも勝機のチャンスはありそうだ。