2024/07/30世間の学校
話題の企業「ファーストリテイリング(ユニクロ)
売上高3兆円超、売上高営業利益率や売上高純利益率が 10%以上。驚異の成長を続ける
SPA(製造小売業)から、E コマースの情報 SPA へ。海外売上比率も 50%超えで、今や世
界のユニクロ。この驚異の成長への原点はどこにあるのか。そのヒントは今、ビジネス書
でベストセラーになっている「ユニクロ」(杉本貴司著、日本経済新聞社出版刊)に全て
書いてある。父親である柳井等が戦後まもなく地方(山口県宇部市)の小さな紳士服店を
立ち上げ、その子である柳井正が田舎の零細会社を世界の巨大な会社に作り上げた。
創業は 1949 年で戦後間もない時期。場所は山口県宇部市。石炭、セメントで有名な宇
部興産の企業城下町。駅前の商店街で開いた紳士服「メンズショップ小郡商事」。どこに
でもある地方の小さな零細小売店。そこそこの店舗展開をするも、石炭から石油へ。モー
タリゼーションの普及で商店街からロードサイドへ。
この変化に対応したのが息子の柳井正。早稲田大学を卒業してジャスコに入社するも半
年くらいで退社し実家へ。「このままではダメになる」と気づくこと「何とかしなければ」
と行動することによって柳井正は覚醒する。仕入れたモノを売るのではなく、作ったモノ
を売れと製造小売業へ。より安くより良いモノを提供するのが使命。作る場所は中国へ。
商店街からロードサイドへ。そして、東京進出から海外進出へ。フリースブームの到来と
ブラック企業への批判。常に逆境をバネに進化し続けるユニクロ。今、E コマースで情報
製造小売業への道。ユニクロから学ぶべき事は多い。