2024/02/05世間の学校
言葉は語る「多様性と包摂性」-D&I-ダイバーシティとインクルージョン
新型コロナ禍もようやくおさまり、多くの人々の交流という対面の時代に戻ってきた。グロー
バル化の流れと分断か(デカップリング)の流れがどうなるか余談を許さない状況だが、性別の
差異、年齢の差異、国籍の差異等のあらゆる差異の徹底という意味で「みんな違ってみんな良い」
というダイバーシティ(多様性)の時代といわれています。
ダイバーシティは、与えられた状況、環境の中に違いがあることを認めることをスタートとし
ます。人は一人一人みんな違っているのは、当たり前といえば当たり前ですが、何かを標準、基
準として、異質なものを認めない、排除する傾向が長い間続いてきましたが、今や学校でも会社
でもいろいろな組織において、この多様性を認めるようになっています。差別禁止があるから認
めるのではなく、多様な意見はより良い意見へと進化する可能性もあります。
そこで、この多様性が会社、学校といった組織やコミュニティの中で受け入れられて帰属意識
を持てるようにすることが、インクルージョン(包摂性)として、注目されています。多様性ば
かりが先行していましたが、多様性を認めただけでは、必ずしも十分とはいえず、その多様性が
組織の中に生かされて、それを強みとして発揮できるような組織作りとして包摂性が注目されて
いる。このD&Iがあってはじめて、組織の活性化をもたらすと考えられており、これなくして、
これからの経営の発展は考えられない時代に突入しようとしている。