会計事務所/税理士のための決算診断システム「社長の四季」

株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
話題の企業「恵泉女子学園大学」

 人口がますます減少する時代、人々がますます長生きする時代、生まれてくる子どもが少なく(少子化)
時代、長生きする老人が増える(高齢化)時代、このような時代は、どんな社会をもたらすのだろうか。そ
れが企業や各種団体や個人にどのような影響を及ぼすのだろうか。今回は、学校について考えてみたい。バ
ブル期を通して大学はどんどん増えていった。人口が減っているのに大学を増やしてどうするのかという議
論はあっても、殆ど無視された。そして、とうとうその問題が顕在化した。恵泉女子学園大学(東京都多摩
市)は、2023 年 3 月 23 日に、大学と大学院の学生募集を 2024 年度から停止するという新聞報道があった。
事実上の大学、大学院の廃業宣言である。学校というのは、入学させた以上、その学生が卒業するまで面倒
をみなくてはならない。たとえ、生徒が 1 人になっても続けなくてはならない。しかし、学校というのは、
多数の教員をかかえ、教室、図書館を始めとする巨大な設備を必要とする。いうなれば巨大な装置産業とい
える。学校を維持するための固定費もハンパじゃない。そして、その経費を賄う中心になるものが入学する
生徒の授業料。その意味で、定員が確保されなければ学校経営は成り立たない。

 学校に今、何が起きているのか。日本人の少子高齢化は、誰でも知っているが、その影響を最も速く受け
るのは低学年の幼稚園であり、小学校であり、それがだんだんと中学校、高校、大学、大学院へと波及して
いく。当大学によると 18 歳人口の減少、近年の共学思考で女子大学の不人気は続き、定員割れがここ数年、
ずっと続いているという。恵泉女学園は、中学、高校も有しているが、そちらの方は存続するという。「定員
割れ」は、その大学が社会から必要とされないという意味で、強烈な学校倒産の予兆のシグナルともいえる。
本当に大学、大学院受難の時代が本格化しそうだ。

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取締役会長
浅沼邦夫