会計事務所/税理士のための決算診断システム「社長の四季」

株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
言葉は語る「推し活」

 今、「推し活」という言葉が大流行している。自分の大好きなアニメ、アイドル、俳優、漫画、お店といった
自分のイチオシを決めて応援する活動全般を指して使われている。元々は、熱狂的なアイドルのファンが自分
の大好きなアイドルを「推し」と呼んだことが推し活の始まりと言われているが、他人、他者などの自分以外
のものを褒めたり推薦したりすることは、昔からあった。

 自分で自分の事を「すごい」といっても単なる自慢話でしかないが、他人を褒めるとずっと効果がある。本
人のいない所で「あの人はすごい」と持ち上げると効果は抜群。それでは、具体的な推しの活動である「推し
活」には、どんな方法があるのだろうか。

 昔からあるものとして有名なのが、室町時代の足利義満が能を支援したり、織田信長、豊臣秀吉による茶の
普及。更には、宝塚のファンクラブであったり、サッカーのサポーターの応援等がある。
方法としては、①ほめる ②推薦する ③その人のグッズ等集める ④その人との時間の共有 ⑤その人に時間
やお金を捧げる ⑥その人を支える ⑦その人を応援する等、様々な方法が考えられる。時代と共に新しい技術
と共にインスタ映えなど様々な方法で「推し活」が行われている。そして「いいね」の連鎖が爆発的な拡がり
になる可能性もある。

 今、この「推し活」の上手な活用の仕方が求められている。上手な「推し活」は企業経営においても積極的
にマーケティングとして利用される時代になりつつある。

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浅沼邦夫