会計事務所/税理士のための決算診断システム「社長の四季」

株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

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世間の学校
時流を読む「産業のコメ-鉄から半導体へ」

 あらゆる産業に共通して利用されるものが「産業のコメ」といわれる。戦後日本の高度成長から、冷戦終結ま
では、「産業のコメ」といえば鉄。「鉄は国家なり」「鉄を制するものが国を制する」と言われるように鉄鋼会
社(当時は大手 6 社といわれ、八幡製鉄、富士製鉄、日本鋼管、川崎製鉄、住友金属工業、神戸製鋼の 6 社が
あったが、現在では、日本製鉄、JFEH、神戸製鋼の 3 社)が大手をふるっていた。歴代経団連(経済団体連合
会)の会長は、鉄鋼会社出身者が多く、財界総理として君臨していた。

 しかし、冷戦終結とともに、ハード重視の重厚長大の企業から、ソフト重視の IT、AI を使用する企業への方
向転換とともに、新たな「産業のコメ」が登場する。それは、鉄離れを促し、半導体へと舵を切った。今の時代
において、産業のコメといえば、半導体を指すようになった。いまや、半導体はスマホ、パソコンを始めとし
て、あらゆる電子機器に不可欠の素材となり、しかも小型化、軽量化、大容量化で、すごいスピードで進歩し
ており、日進月歩から秒進分歩といわれる位、進化が激しい。シリコンサイクルはすさまじいばかりである。

 半導体とは、電気を良く通す金属などの「導体」と電気をほとんど通さない「絶縁体」との中間の性質を持つ
シリコンなどの物質や材料のこと。半導体は不純物の混入や熱光、磁場、電化、電流放射線などの影響で、その
伝導性が顕著に変わる性質をもつ。この性質を利用して、トランジスタなどの半導体素子に利用されている。

 今、この半導体を巡って世界で取り合いが起きている。半導体を制するものが世界を制するとまで言われてい
る。日本もかつては、半導体の 70~80%を生産しており、世界一の時代があったが、それも今や昔。いかにし
て半導体王国への道を再興するか。困難な道が待っているようだ。

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浅沼邦夫