2022/12/26世間の学校
数字は語る「200 万円」
人手不足が本格化してきた。ただし、人手不足といっても業種、業態によっても異なるし、本当に必要な人
材がなかなか獲得できない。特に、IT 人材の不足に著しい。IT スキルを持った人材がいないのだ。どうして
も欲しい人材なら、いくら出してもノドから手を出したくなる。その結果、年収はウナギ上り。特に流通、小
売りで著しい。日本企業の多くは新卒一括採用で、終身雇用と年功序列を長い間行ってきた。しかし、IT 人材
の育成には、時間がかかる。途中入社、転職は不可欠。それらの人々に対して、いくらの賃金を出すのか。
今、IT 人材転職では、+200 万円が相場となりつつある。それなりのスキルある人間を求めようとすれば、
通常の給与保証+200 万円が相場だという。どうしても必要な人材なら、お金はもっと出しても良いのかも
しれない。これからの時代、スキル格差がそのまま給与格差につながる。ジョブ型雇用が進んで行く以上、
やむを得ない方向かもしれない。この給与格差が現実のものとなっている以上、学び続けていく社員こそ企
業が求めている人材に他ならない。社員はどんどん学んでスキルアップしていく、より生き残りが難しい時
代になりそうだ。