2022/11/30世間の学校
話題の企業「大和ハウス工業」
創業者石橋信夫(1921~2003)が 1955 年にわずか 18 人の従業員でスタート。社名は、石橋の出身地の
奈良の旧国名の大和(やまと)から命名。街の建売住宅の不動産屋が 2022 年 3 月期では、売上高 4 兆 4,000
億円、営業利益 3,800 億円、共に過去最高。創業 100 周年の 2055 年には売上高 10 兆円を目指すという。
賃貸住宅、商業施設、物流等の事業施設の 3 本柱で不動産建設事業、ホテル事業を多角化して事業拡大。
その原点はどこにあるのか。どんな企業でも創業の精神というものがある。それが時代を超えて輝き続けて
いけるものだけが持続力ある成長を達成できる。
「事業を通じて人を育てる」こと根本として「儲かるからではなく、世の中の役に立つからやる」という創
業者石橋の精神を継承。迷ったときには、必ず石橋の著書「我が社の行き方」に帰るという。不易流行の世
の中にあって、変化対応の流行の基本は、やはり不易の精神にあるのかもしれない。