会計事務所/税理士のための決算診断システム「社長の四季」

株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
時流を読む「金利引き上げ?」

 アメリカ、ヨーロッパの中央銀行が金利引上げの方向に舵を切ってきた。中央銀行の役割の中心は貨幣価
値の安定、通貨の信用といった「通貨の番人」の役割である。景気が悪化して物価が下落すると、雇用不安
があり、企業も設備投資をしなくなる。すると、賃金も伸びず、個人消費も落ち込み、経済が奈落の底へ落
ち込んでいく。そして負のスパイラルへと落ち込んでいく。それを回避するために、財政出動したり、金利
の引き下げを行う。その結果、マイナス金利まで行ってしまった。

 通貨価値の安定とは、モノとカネのバランスであり、モノの価値が上昇する(インフレ)と貨幣価値は下
がる。逆にモノの価格が下落する(デフレ)と貨幣価値は高まる。こうして、中央銀行は、物価安定を目標
として、金融政策、とりわけ金利の調整を行う。長いデフレの時代に金利はずーっと引き下げてきたが、こ
こに来て(2022)、アメリカや欧州の中央銀行が金利引き上げに向かいはじめた。アメリカでは約 30 年ぶり、
欧州でも 11 年ぶりという。その原因は、消費物価の上昇で 8%を超しているため、物価上昇を看過し得なく
なったことによる。

 それでは、日本ではどうか。消費物価上昇率は未だ 2%程度でアメリカ、欧州とは比べものにならない。
こうした背景から黒田日銀総裁は「利上げは全くない」という。果たしていつまで続くのか。注目すべきは
物価の行方。それも消費者物価から目が離せない。

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取締役会長
浅沼邦夫