会計事務所/税理士のための決算診断システム「社長の四季」

株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
時流を読む「税収の行方-過去最高へ」

 経済データとして、重視されるものには、様々なものがある。GDP(国内総生産)、株価、有効求人倍率、人
口統計、国際収支、大学進学率、平均寿命、出生数、金利、全国銀行貸出残高、物価指数(企業物価指数、消費
者物価指数)・・・。いずれも重要な指標であり、将来の景気動向を推測するのに欠かせないデータであること
は間違いない。これらのデータは、景気動向指数に採用され、将来景気動向の予測に利用されている。そして、
これらは、一致指数、先行指数、遅行指数に分類され、各々利用されている。このうち、税収見積りはどうか。
株価は景気の先を読むので先行指数、有効求人倍率は一致指数であるが、税収は個人や企業の活動、成果に対応
するので遅れて動く遅行指数。税収は主なものとして、法人税、消費税、所得税があり、基幹 3 税といわれてい
るが、2021 年度の税収見積りが過去最高ベースで推移している(2 年連続)。

 なぜ、税収が好調なのだろうか。新型コロナ禍で個人も企業も苦労しているというのに。国は、企業や個人に
支援金まで支給しているのに、どういう事なのか。消費税は、全国民が消費(生活)する際に、負担するもので
あり、所得税や法人税は所得や利益の高い人が中心となって負担している。消費税は 2019 年 10 月より 8%か
ら10%へ値上がりしたが、所得税、法人税は up していない。企業業績や個人所得が上向いていることなのか。
税金を多く払いすぎる人は殆どいないことを考えると、良い企業や良い個人は多くいると言うことかもしれな
い。意外と景気は持ち直しているのかもしれない。この原因はより詳細に検討していく必要があるのかもしれ
ない。それにしても税収の見積りは予算に直結するので、固めの見積もりのはずなのに、どうしてこんなに絶好
調なのか。

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取締役会長
浅沼邦夫