会計事務所/税理士のための決算診断システム「社長の四季」

株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
言葉は語る「SPAC(スパック)Special Purpose Acquisition Company」

 余り聞き慣れない言葉かもしれないが、最近よく新聞に出るようになってきている。直訳すると特別買収目的
会社で、今、アメリカ、イギリス、オランダ、ドイツ等で注目を集めている会社形態。新規公開株式(IPO)の約半
分は、特別買収目的会社とされている。それでは、この SPAC とは、一体何なのか。上場した段階では、自らは
事業を行わないので、まさにペーパーカンパニー、空箱上場といわれるもの。そして、上場後に株式市場から資
金調達を行い、その資金を元に未公開会社の買収を行い、その会社を通して事業活動を行うというもの。SPAC
の上場後に買収された未公開会社は従来型の上場のプロセスを行わずに上場することができる。買収を目的とし
た企業という意味では、「白地小切手会社」「ブランク・チェック・カンパニー」「空箱」とも呼ばれている。
世界では認められているのに、何故日本では、ダメなのかという議論がある。政府は、SPAC 解禁を検討中とす
るも、裏口上場として投資家保護問題もある。

 世界的な流れの中で、日本だけ遅れるわけにはいかないが、しかし、事はそう簡単ではなさそうだ。会社と
は、一定の事業目的を前提に営まれるものだという固定観念もある。特定の事業目的があって、それに賛成する
株主が参加して作るのが会社作りという固定観念である。他方、目利き力やリスク判断力のある経営者(孫正義
のような)を大切にする必要もある。これからの課題ではあるが、1 つの方向性として押さえておく必要があり
そうだ。要するに会社とは儲けるためにあるものであり、儲けるためなら事業内容は問わないということかもし
れない。

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浅沼邦夫