会計事務所/税理士のための決算診断システム「社長の四季」

株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
時流を読む「金利上昇の足音、インフレの足音」

ゼロ成長、マイナス成長、ゼロ金利、マイナス金利、インフレターゲットという言葉に慣れ過ぎた感のある今
日この頃。失われた 30 年。日本経済は、この 30 年間殆ど経済成長もせず、賃金も上昇せず、長いデフレの時
代を過ごしてきた。上昇する時もあれば、下降することもあるのが経済の常。下がり続けた金利もいつかは底を
打ち上昇に転じるもの。長いゼロ金利時代に慣れすぎた経営者は金利感覚を失っているかもしれない。

しかし、新型コロナ禍、更にはロシアによるウクライナへの軍事侵攻という新しい状況と共に、ここに来て物
価上昇、金利上昇のきざしが見え始めた。金利は資金調達のコスト、調達期間に応じて長期金利(10 年)、
中期金利(3~5 年)、短期金利(1 年)に区分されるが、もっとも重要な金利指標が長期金利。経済活動の要
は、企業の設備投資。その原資となるのが長期金利だからである。

アメリカの債券市場で長期金利が上昇している。長期金利の指標となる 10 年国債利回りが、今年の 2 月に入
り 1.93%と上昇し始めた。アメリカにおける雇用増、平均賃金の上昇から FRB(連邦準備理事会、日本の中央銀
行である日本銀行に該当)がインフレ抑止に向けて金融政策の正常化を急ぐとの見方から国債の売りが膨らんだ
模様。日本とアメリカの金利差が拡大すると円安要因となる、日本の輸入物価(特に食料品の原材料は殆ど輸入
品)の上昇で生活必需品の物価上昇が進む。

いよいよインフレ時代の到来か。それを予知する金利の上昇の足音が聞こえて来るようだ。そして、新型コロ
ナ禍とロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、このインフレ要因を加速し始めた。そろそろ低金利、デフレの
長い眠りから覚めるときかもしれない。金利上昇、物価上昇の経済へのギアチェンジ待ったなしへ!

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取締役会長
浅沼邦夫