会計事務所/税理士のための決算診断システム「社長の四季」

株式会社プロス/社長の四季

決算診断コラム

会計事務所経営・企業経営のお役立ちコラム

世間の学校
話題の企業「サトウ食品」

新型コロナ禍で人々の行動変容が求められるようになった。行動変容として在宅勤務、テレワークの推進、
3密回避といった人々の移動制限、接触制限が求められるようになった。新しいワクチンが全員に行われるま
で、このような動きが続くのかもしれない。居酒屋、飲食店、ホテル、旅行業界は直接的な打撃で苦労して
いる。しかし、1 億 2,000 万人の人々が生きていくためには、何らかの食料は不可欠。生きていくためには
食べなくてはならない。それをどう調達するのかという問題は依然として大切。外食が減れば、中食、内食が
増えるのが必然かもしれない。こうして、食品業界では、一定のパイの奪い合いが生じている。

そんな中で成功し、過去最高利益を更新している企業に「サトウ食品」がある。ご存知「サトウの切り餅」
「サトウのごはん」で有名な会社。米どころ新潟市に本社を持ち、従業員 600 人の会社だが、直近の 2021 年
4 月決算では、連結ベースの売上高 469 億、営業利益 19 億、経常利益 22 億、最終利益 14 億といずれも
過去最高。コロナ禍の巣ごもりで内食需要の拡大の追い風というフォローの風に乗って順調に業績拡大。

この会社は、餅業界で初めて餅を一切れ一切れ無菌化包装する技術を開発し「サトウの切り餅シングルパッ
ク」として製品化し、お客様がいつでも食べたい時に、食べたい量だけ召し上がれる利便性を実現。さらに
この技術を炊きたてのご飯をそのままパックし、常温で 1 年間保存可能な無菌化包装米飯(サトウのごはん)
を開発。保存食品としての活用も考えられる。見事に従来の家族構成の変化、核家族世代や単身者の増加、
高齢化社会の進展等、国民生活の変容に伴う食生活の個食化対応に成功。これがコロナ禍でも更に拡大という
のだから恐れ入る。社会の変化に上手に対応する企業の強さには学ぶべきところが多い。

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取締役会長
浅沼邦夫