2021/11/10世間の学校
言葉は語る「Well Being ウェルビーイング」
今、ウェルビーイングという言葉が様々な所で主張されている。元来は WHO(世界保健機関)憲章の前文で
使われ始めたもの。「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも精神的に
も、そして、社会的にもすべてが満たされた状態(well being)にあること」と健康の定義として使用されて
いたもの。 しかし、今日、この言葉は、個人の健康問題にとどまらず、社会や組織のあり方や個人のワーク
ライフバランス等においても求められている。社会が健全に活動していくためには、組織が健全に活動できる
ためには、どうあるべきか問題とされる中で、この言葉が使用されるようになった。
より良き状況、幸福という視点から企業や組織における Well Being の要素として ①Physical‐wellbeing
(身体的、精神的な満足) ②Community‐wellbeing(地域社会との関係) ③Financial‐wellbeing(金銭的、
経済的満足) ④Career‐wellbeing(長期間にわたるキャリア形成)⑤Social‐wellbeing(信頼、愛情といっ
た社会的人間関係的満足)があげられている。良い会社作りを目指す人々にとって、この言葉の役割は大きい。