2021/07/28世間の学校
話題の企業「シャトレーゼ」
シャトレーゼは昭和 29 年に山梨県甲府市で開業した小さな菓子店。それを一代で全国的な企業に成長。
創業以来こだわっているのは「圧倒的な安さ」と「お客を喜ばせる」「強烈なファン作り」。自社工場から
卸売りを通さず、直接フランチャイズ店舗へ送るシステム。生ケーキは、巨大企業になりえないという常
識を破り、日本国内はおろか、海外にまで展開している。
社名のシャトレーゼは、フランス語で城を意味する「シャトー」とブドウを意味する「レザン」を組み
合わせた合成語で、「ブドウの城」を意味する。シャトレーゼが扱っている製品は、ケーキ、シュークリー
ム等の洋菓子、アイスクリーム、どら焼きといった和菓子まで約 400 種類。
2021 年 1 月 25 日、洋菓子製造販売のシャトレーゼ H が亀屋万年堂とその生産子会社である亀屋万年堂
製菓の全株式を取得し、子会社化したと発表。亀屋万年堂と言えば「ナボナ」と「お菓子のホームラン王」
で有名。自由が丘で発祥し、巨人の王選手が広告塔として有名な老舗。そんな有名企業を買収した会社が
洋菓子製造販売のシャトレーゼ H というわけだ。シャトレーゼの強さの秘密は極めてシンプル。安くて美
味しいものを作ること。生菓子でも結構やっていけることの実証ともいえる。