2021/06/30世間の学校
時流を読む「リカレント教育」
教育といえば、義務教育の小学校 6 年、中学校 3 年、更に上を目指して高校 3 年、大学 4 年、ここまで
が通常のスタイル。先生や教科書から基本的知識を習得し、より高度なもの、専門的なものへと目指して
いく。そして、一応、学校を卒業すれば、教育はおしまいと考えられていた。卒業とは終了を意味してい
た。本当は卒業は英語で commencement で始まりを意味するのだが。
しかし、時代の変化は激しく競争もグローバル化し、技術革新もすさまじく、何でも早く陳腐化する時
代になった。そのスピードのすごさには脱帽もの。こうなると教育の陳腐化、劣化も避けられない。そこ
で、登場するのがもう一度教育をやり直そうという動きだ。教育の再教育によるブラッシュアップ。これ
が、「リカレント教育」。リカレント(recurrent)とは、re が再び、current が現在という意味で、「教育
のやり直し」を意味する。
OJT として会社内での教育とは別にキャリアを中断して、大学等へ再び学び直し、専門スキルを身につ
けたり、仕事しながら、自主的に何かにチャレンジするための学びの必要性がある。考えてみれば、人生
一生勉強の連続であるが、グローバル化、5G の時代から、新型コロナが、「本当に必要な人材は何か」「自
分には何ができるのか」を考えるとずーっと学び続けるより他に方法がないのかもしれない。学び続けよ、
終わりなき旅路へ。学びに終わりなし!