2021/05/26世間の学校
時流を読む「会社の方向性」
企業は時代と共に生きて行く、諸行無常の世界でもある。どんな社会でも通用する強靱な会社であるこ
とは望まれるが、現実的には難しい。社会から必要とされる企業であり続けるためには、どうすれば良い
か。そのためには、社会が求めているものをたくみにキャッチして、それをうまく企業経営に取り込む必
要がある。21 世紀は、どんな会社になるのか。グランドデザインを見つめて経営のかじ取りをしていきた
いものである。
大きな方向性は 2 つ。①「脱炭素」(グリーン革命) ②「デジタル化」(デジタル革命)という大きな
うねりが考えられる。生産~物流~販売~消費から廃棄物という一連の流れで、この 2 つの方向性がます
ます加速化される。自社の全工程を精査して、この流れに逆行するものはないか。総点検の時代に入った。
まずは国レベルから大企業へと進んで行くと思われるが、中小企業にとっても共通の課題といえる。
①の脱炭素(グリーン革命)は、ずばり環境問題。21 世紀は、環境の世紀として、環境対応が企業の生
死を決める。環境に負荷をかけないことから、環境に優しい、環境に良いものでなければ、社会は受け入
れなくなるだろう。 ②のデジタル化(デジタル革命)は、非接触型社会のますますの進展。これは、コ
ロナ禍によって加速されるものであるが、同時に接触の大切さ(アナログ化)も重要で有り、両者の適切
なバランスが求められる。日本はデジタルに遅れた分を取り戻す最後のチャンスかもしれない。