2021/04/28世間の学校
話題の企業「TOTO」
一日に何回かは必ず利用する。誰でも利用するトイレ用品(衛生陶器)のトップメーカー。外国人が日本に来て一番驚くことの 1 つがトイレの暖かさとお湯が出て気持ちよいウォシュレット。今では当たり前のトイレの優れものであるが、戦後の貧しく不衛生な時代からの発展は TOTO の歴史そのもの。キーワードは、「快適」。生活快適企業として人々に「快適」な生活を提供して、巨大な企業として成長。2020 年 3 月期決算では、売上高 5,965 億、営業利益 368 億、自己資本比率 57.2%、株式時価総額も 1 兆円超え (2021年 2 月)。
しかし、それは、これまでの「TOTO」。これからの「TOTO」は、もっとすごい会社になる可能性がある。朝起きて、トイレに行って用を足す。トイレにはビックリするほど沢山の健康情報がある。そう、我々の「排泄物」である。ここには、「血液」と変わらない沢山の健康情報がある。
「TOTO」は、これを活用して、巨大な健康増進企業に変身中。朝食中にスマホから健康に関するメッセージが届く。ウエルネストイレは、便座をセンサーに利用して、利用者の体調管理を測定、分析、報告する。こんな便利な会社はそれ程多くはない。ゴミが宝になるように、排泄物は、健康情報の宝の山になる日がくる。