2021/03/25世間の学校
話題の企業「ENEOS」
企業経営は「攻め」と「守り」のバランスにある。伸びている企業から学ぶのは「攻めの秘訣」、ダメな企業から学ぶのは「守りの甘さ」。どんな企業からも学ぶべきものはあるもの。今日取り上げる「ENEOS」は、石油元売りの最大手。20 世紀は「自動車の世紀」「石油の世紀」ともいわれていた。かつては、交差点の角には沢山のガソリンスタンドがあった。かつては 6 万店もあったガソリンスタンドが今や 3 万店以下に縮小。そのガソリンの元売り最大手が「ENEOS」。
21 世紀は、「環境の世紀」「デジタルの世紀」として、脱炭素から脱ガソリンへ。本業喪失の状況は「富士フイルム」(一眼レフからデジタルカメラ、フィルムレスカメラでフィルム不要)に似ている。石油元売りの合併につぐ合併で、今やこの「ENEOS」と「出光興産」の 2 強。未来のなくなった石油の後は、どうなるか。「ENEOS」の明日は他人事ではなく、自分事として考えて行く課題を提供するもの。ガソリンスタンドの動き、石油の動きから目が離せない。