2021/02/25世間の学校
人を読む「樋口一葉から津田梅子へ」
お札と言えば 1 万円札。その 1 万円札が 2024 年から福沢諭吉から渋沢栄一に変わるという。しかも、今年の大河ドラマは「青天を衝け」で渋沢栄一が主人公となっている。そのため渋沢栄一がブームとなり書籍も沢山出ている。しかし、新紙幣は 1 万円札だけではない。5000 円札は樋口一葉から津田梅子へ。1000 円札も野口英世から北里柴三郎へと変わるが、こちらの注目度は低い。
しかし、お札は 1 万円札とは限らない。特に女子力の活用、ダイバーシティの時代にあって女子の役割は見逃せない。こんなすごい女性がいたなんて、改めて津田梅子に注目。1871 年(明治 4 年)に岩倉使節団に随行して渡米。選ばれた女子は 5 人、そのうち最年少の 6 才が津田梅子。渡米 10 年で帰国するも、そこで学んだアメリカ生活、文化、語学力を活かして日本で英語塾を。これが今の津田塾大学の始まり。日本の女子教育については、従来の良妻賢母型から仕事女子へ。
日本女性の自立に向けて生涯を走り続けた人としてもっと注目されて良いのではないか。1 万円札ばかりでなく、5000 円札や 1000 円札にも注目する必要がある。