2020/11/25世間の学校
言葉は語る「副業・兼業」
日本の雇用制度の 3 点セットとして、①終身雇用 ②年功序列 ③企業内組合 があった、そして、終身雇用全盛の時代は、一生その会社に勤めあげ、職務に専心することが美徳とされていた。しかし、今や時代は変わり、トヨタといえども一生社員の面倒を見ることはできない時代になってきた。いったん会社に就職できれば、一生安泰と思っていたサラリーマンにとって、この時代をどうみるか。ピンチとみるか、チャンスとみるか。変化は人々に様々な影響を与えるが、ここは、チャンスと捉えて積極的に動き出すべきではないか。
新型コロナウイルスによって、全日空や日本航空といった航空業界では、海外への飛行が殆どストップしている。このような企業は、従業員(特にキャビンアテンダント)をクビにする訳にもいかず、休業手当(使用者の責めに帰すべき事由による休業の場合、使用者は休業期間中、平均賃金の 6 割以上の休業手当を支払わなければならない)は、もらえても、自宅でじっと待機しなければならない。しかし、この休業が 1 年、2年と続くようならどうする。6 割の休業手当で耐え凌ぐのか。それとも新しいスキルを身につけて別の世界に羽ばたくのか。新型コロナは兼業、副業時代の到来を早めるのかもしれない。