2020/10/18決算診断情報
経営サイクル「PDCA」に「社長の四季」が果たす役割
企業経営は経営サイクル「PDCA」の継続です。経営サイクルとは、
Plan(計画)・・これまでの実績や将来の予測をもとに事業計画を立てる。
Do(実行)・・立てた計画に沿って実行する。
Check(評価)・・計画通りに事業が進んでいるか、結果を評価する。
Action・・実行結果が計画通りにいかなかった原因を調べ、改善する。
です。このサイクルが十分に機能している会社であれば、日々変化する経営環境や市場の動向にも対応ができます。会社の所属する業界内で立派に戦っていけます。時代が変わったなどとぼやくこともありません。
会計事務所も、この経営サイクルに合わせた提供サービスを考えていく必要があります。経営サイクル「PDCA」を会計事務所だから出来るサービス商品にしていく上で欠かせないのが、「社長の四季」です。
まず、Pの「計画」は、「決算診断」で会社の「経営体力」や「経営課題」を知ることで、会社の置かれている環境に合わせて経営者の考え・思いの入った適正な事業計画を立てることができます。また、分析によってどこに力を傾注すればよいのかが分かるので、Dの「実行」もしやすくなります。さらに、Cの「評価」は結果からの分析です。毎月は「月次経営提案」で経営者と目標・実績の差異分析により、早めな対応が図れ、四半期ごとは「期中決算提案」により、幹部社員も交えての経営会議により、目標必達への確率の高い対応ができ、最終的に「決算診断」により一年間の活動成果を分析評価して、会社の経営課題を明らかにして、経営者へ提示し、Aの「改善」が図れるのです。
会計事務所の記帳代行だけのサービスだけでは、価格競争によって事務所経営の基盤も揺るいできます。企業経営者が満足する付加価値サービスを提供することが会計事務所の存続発展に必要不可欠な時代になっています。ただ、会計事務所はコンサルタントではありません。会計事務所の特長を活かした提供サービスでなくてなりません。それが、経営サイクル=決算サイクルとして実現した、「社長の四季」なのです。