決算診断の徹底が事業計画推進につながる!
「社長の四季」「事業計画」を積極的に活用することによって、お客様の満足度アップ・事務所の付加価値収入につなげている事例をご紹介します。
当事務所は、平成24年11月5日(月)に経営革新等支援機関として第1号認定を受け、経営力強化支援法に基づく支援業務を開始しました。具体的な支援として、決算分析、事業計画の策定、月次提案、4半期ごとの行動チェックを事務所の標準サービスとして、位置づけています。
「社長の四季」の活用
決算診断提案書
決算診断提案書は基本的に全法人顧問先に提供(決算監査報酬に含む)しています。決算業務に組み込み、決算診断のデータが入力されないと決算業務が進まないような仕組みにしています。担当者の業務負担も考え、データ入力を分業化も図っています。
全法人顧問先に提供する意図としては、他の事務所との差別化を図るための目的と決算診断の報告会を「事業計画」の営業の場面としているということがあります。決算診断で現状の課題を明確にし、業績アップシミュレーションで今期の目標利益や必要売上高を確認して事業計画へとつなげます。
月次経営提案書
使用する目的は、以下の2点です。
- 社長とのコミュニケーションツール
試算表では数字だけなので、物足りない。 - 他の提案書へのデータコピーが可能
月次経営提案書で蓄積したデータは、期中決算提案書、決算事前提案書、決算診断提案書へコピーができるため、各提案書が簡単に作成できます。
月次経営提案書も普及率を向上するため、データ入力の分業化を図っています。特に期中決算提案書や決算事前提案書は、事業計画を策定した顧問先のフォローとして使用しているので非常に役立っています。
「事業計画」の展開
事業計画策定支援
- 単年度の数値計画・行動計画のみ...5万円~
- 中期計画(経営理念・ビジョン)...20万円~
事業計画管理支援
- 数値、行動計画の予実と対策...月3万円~
事業計画策定支援のアプローチ方法
- 経営者と一緒になって計画を作り上げる
このようにすることで、経営者自身に事業 計画に対する思い入れが生まれて、計画に対する実績に関心が湧くようになります。そして、事業計画管理支援(策定後のフォロー)の受注に結びつけることができます。 - プロジェクターを使って画面を見ながら計画を作り上げていく。数値を変化させたりするなど、シミュレーションがリアルタイムにできるので確認しながら作成できます。そこでコミュニケーションが生まれ、信頼関係も深まっていきます。事業計画書という「物」ではなく、一緒に考えながら作るという「事」に付加価値を見出して頂けます。
計画策定支援の実例
- 資金繰り...銀行が同席して事業計画を作成
- 事業承継...後継者が同席して事業計画を作成
- 経営改善...幹部が同席して事業計画を作成
計画策定後のフォロー
計画策定後には、毎月経営会議に参加して予実と今後の対策を検討します。その際に、期中決算提案書を使用しています。数字のチェックだけでは物足りなさがありますので、行動計画のチェックもできることが期中決算提案書のポイントです。